【レコード初心者おすすめvol.2】Eagles – Hotel California

column

前回のBilly Joelに続いては、オススメのレコードはイーグルスの「ホテル・カルフォルニア」です。

70’sロックの時代を終わらせたといわれいている名盤。

というのも70年代の世界の音楽シーンは大きく変化した時代。75年あたりからパンクロックやニューウェーブといった新ジャンルが台頭し、クラシックロックや音楽を作品として扱う時代では無くなりつつある雰囲気。

このアルバムは商業化するロック、ウエスト・コースト・サウンドの衰退に対するメッセージが込められ、やはり時代の流れ、そして彼ら自身を投影した作品です。

このアルバムも私がおすすめする”安レコ”の一つです。

Eagles – Hotel California

Discogsでの相場は1,000〜2,000円くらいでしょうか。国内盤の帯無しだと。

帯ありだと初版、リイシュー盤どちら2,000円越えそうですね。

ヤフオクだと帯ありでも1,200円で落札されているみたい。送料込みだと結局2,000円超えるか。

だけどUS盤や海外版のリイシュー盤だと安い印象です。

Billy Joelの時よりは高くなって申し訳ないです。。。しかしこちらも絶対損しないアルバムなのです!

アルバム概要

  • タイトル:Hotel California
  • リリース日: 1976年12月8日
  • レーベル: Asylum Records
  • プロデューサー: ビル・シムジク (Bill Szymczyk)
  • ジャンル: ロック、カントリーロック、ソフトロック
  • 収録曲数: 9曲
  • グラミー賞: 1978年に 「Record of the Year」 を受賞

収録曲

Hotel California (6:30)

 アルバムのタイトル曲であり、最も有名な楽曲。

  • 幻想的なギターアルペジオ から始まり、曲の終盤には ドン・フェルダーとジョー・ウォルシュ による伝説的なツインギターソロが展開される。
  • 歌詞は 「贅沢と快楽に満ちたカリフォルニアの世界」 を象徴しつつ、そこから 抜け出せない虚無感 を表現。
  • 「You can check out any time you like, but you can never leave.(いつでもチェックアウトはできるが、決して出られない)」という 謎めいた歌詞 も議論を呼んだ。

New Kid in Town (5:04)

  甘くメロディアスなバラードで、儚さを描いた楽曲。

  • グレン・フライ がリードボーカルを務める。
  • カントリー風のメロディ と優しいコーラスが特徴。
  • 「新しく人気者になった者も、やがて忘れ去られる」という 名声の儚さ を歌っている。
  • 1977年のグラミー賞「最優秀ボーカル・アレンジメント賞」 を受賞。

Life in the Fast Lane (4:46)

  ロック色が強い曲で、疾走感のあるギターリフが特徴。

  • ジョー・ウォルシュ の鋭いギターリフが印象的なハードロック調の楽曲。
  • 歌詞は ロサンゼルスの豪遊生活の危険さと虚しさ を描いている。
  • 「速いレーンを生きる」=ドラッグや金、名声に溺れた生活のメタファー
  • ライブでの人気曲の一つ。

Wasted Time (4:55)

  壮大なオーケストラアレンジが光るバラード。

  • ドン・ヘンリー のソウルフルなボーカルが際立つ。
  • 失われた時間や愛の終わりを切なく歌い上げている。
  • オーケストラを大胆に取り入れたアレンジ が、他の楽曲と一線を画している。

Wasted Time (Reprise) (1:22)

  前曲「Wasted Time」のインストゥルメンタル・バージョン。

  • オーケストラによる 美しいストリングスアレンジ
  • アルバムの前半と後半をつなぐ重要な役割を果たしている。

Victim of Love (4:11)

  激しいギターサウンドが特徴のロックナンバー。

  • ドン・ヘンリー の力強いボーカルと、ジョー・ウォルシュのハードなギター が際立つ。
  • 愛に裏切られた者の怒りや悲しみをストレートに表現した歌詞。
  • ほぼ一発録りの演奏で、バンドの生のエネルギーを感じることができる。

Pretty Maids All in a Row (4:05)

  ジョー・ウォルシュが歌う、切ないバラード。

  • 彼がイーグルスに加入後、初めてリードボーカルを担当した曲。
  • メロウなピアノとギター の旋律が美しい。
  • 「人生の移り変わりと喪失」 をテーマにした歌詞。

Try and Love Again (5:10)

  ベーシスト、ランディ・マイズナーがリードボーカルを担当。

  • 爽やかなカントリーロック調の楽曲。
  • 「失恋を乗り越え、もう一度愛を信じる」 という前向きなメッセージが込められている。
  • マイズナーの 繊細な高音ボーカル が際立つ。

The Last Resort (7:25)

  アルバムの壮大なラストを飾る、社会的メッセージ性の強い楽曲。

  • 環境破壊やアメリカン・ドリームの終焉 をテーマにした歌詞。
  • 「楽園を求める人間が、結局はその楽園を破壊してしまう」という 皮肉 を込めた内容。
  • ピアノとストリングスが織りなす壮大なアレンジ で、アルバムの締めくくりにふさわしい一曲。

特徴と評価

都会の華やかさと虚無感を描いた作品
アルバム全体を通して、1970年代のアメリカ社会の光と影、特に カリフォルニアの夢とその裏に潜む暗い側面 をテーマにしています。

ギターの名演が光る

タイトル曲「Hotel California」の ドン・フェルダージョー・ウォルシュ によるツインギター・ソロはロック史上屈指の名演として知られています。

カントリーロックからの進化
それまでのカントリー色の強いサウンドから、よりロック色を強め、より洗練された音作り になった作品。

  • 全米アルバム・チャート1位獲得 (1977年)
  • グラミー賞「最優秀レコード賞」受賞 (「Hotel California」)
  • 「史上最も売れたアルバムの一つ」 (3200万枚以上のセールス)
  • ローリング・ストーン誌「史上最高のアルバム500」 に選出

最後に

『Hotel California』は 単なるロックアルバムではなく、社会風刺や人間の本質を鋭く描いた作品
ギター・ボーカル・アレンジのすべてが高次元で融合 し、今なお多くのリスナーに影響を与え続けています。

このアルバムを通して、カリフォルニアの光と影、成功と挫折、名声の儚さ をじっくり味わってみてください。

不思議と、70年代の古き良き時代、いや混沌とした時代なのかわかりませんが私はこのアルバムを聴くと感じてしまいます。

正直もっと値段が高くても納得のレベル。見つけたらとりあえず買い物かごに入れましょう。

珈琲を飲みながら、是非聴いてみてください。このアルバムは休日の夕方や、夜に合いそうですね。

水筒やカップに珈琲を淹れ、海や夕日を見ながら聴きたいアルバムです。

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