レコードに興味はあるけれど、最初にどのレコードを買えばいいのかわからない…という方は多いのではないでしょうか。
私もそうでした。最初に購入したのは、Amazonで新品のQueen『A Night at the Opera』のリマスター盤。フルプライスだったので、確か5,000円くらいしたと思います。
レコードを集め始めて5年が経ち、今では自分の好きなジャンルの相場がだいたいわかるようになりました。
そして今でも思うのが、「新品のレコードは高い!」ということ。
初心者の方には、まず“安レコ”を試しに買ってみるのがおすすめです。
私なりの”安レコ”とは文字通り相場が安いかつ買って損をしないレコードのことを指します
では、私が最初に選んだ1枚がこちら。
Billy Joel – Stranger

たとえ安くとも音楽として素晴らしくなければ棚にしまうか、壁に飾るアート作品にしかなりません。
しかしこのアルバムは全曲捨て曲なしの最高の名盤。なのに安い。

もちろん新品は4,500円以上です。

しかしUSオリジナル(当時発売された盤)の中古では1,000円以下。
私も名古屋や京都のレコード店を複数店通っていますが、このアルバムで1,000円以上はみたことがないかもしれません。※日本初回盤の帯付だとプレ値になってます
状態にもよりますが、日本盤の帯欠品であれば330円とかで投げ売りされています。
アルバム概要
- タイトル: The Stranger
- アーティスト: Billy Joel
- リリース日: 1977年9月29日
- プロデューサー: Phil Ramone
- レーベル: Columbia Records
特徴と評価
- 『The Stranger』はBilly Joelの出世作となり、全米チャート(Billboard 200)で最高2位を記録しました。
- アメリカだけで1000万枚以上を売り上げ、ダイヤモンド認定(RIAA)を受けています。
- 収録曲の多くが今もなお代表曲として愛されており、彼のライブで欠かせない楽曲が多数含まれています。
- プロデューサーのPhil Ramoneとのコラボレーションが功を奏し、洗練されたサウンドに仕上がっています。
収録曲
- Movin’ Out (Anthony’s Song)
- 労働者階級の夢と現実をテーマにした曲で、ジョエルらしいストーリーテリングが際立つ。
- The Stranger
- 不穏な口笛のイントロが印象的で、人間の二面性を描いたタイトル曲。
- Just the Way You Are
- 彼の代表的なバラードで、1979年の**グラミー賞「最優秀楽曲賞」と「最優秀レコード賞」**を受賞。
- Scenes from an Italian Restaurant
- 7分を超える大作で、3つのパートが組み合わさったストーリー性の強い楽曲。
- Vienna
- 人生を急がずゆっくりと生きることの大切さを歌った曲で、ファンの間でも根強い人気を誇る。
- Only the Good Die Young
- 明るいメロディとは対照的に、宗教観や青春の反抗心が込められた歌詞が特徴。
- She’s Always a Woman
- シンプルなピアノ伴奏と詩的な歌詞が印象的なラブソング。
- Get It Right the First Time
- ジャズやポップの要素が混ざった軽快なナンバー。
- Everybody Has a Dream
- ゴスペル風のアレンジが印象的なエンディング曲。
- 『The Stranger』はBilly Joelのキャリアを決定づけた作品であり、以降の成功の基盤となった。
- 彼の楽曲は今もなお多くのアーティストにカバーされ、映画やドラマなどでも使用されている。
- 「Scenes from an Italian Restaurant」や「Vienna」は特に再評価され、近年では若い世代にも人気が広がっている。
最後に

Billy Joelの音楽は世代を越え愛され続ける最高のシンガーソングライターです。
ドライブ中でもテンションを上げてくれるポップソングもあれば、食事中や食後のコーヒーのお供になるラブソング、バラードもあります。
こんな素晴らしいレコードを1,000円もしないで手に入れられるって素晴らしくないでしょうか。
是非安く手に入るレコードの温かみのある音でBilly Joelに浸ってください。

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