「アナログと珈琲 Analog and Coffee」の商品名にも付いている”ナチュラル”や”ウォッシュド”について紹介したいと思います。
コーヒー豆の製法にはいくつか種類がありますが、特に代表的なのが ナチュラル(Natural) と ウォッシュド(Washed) 。どちらもコーヒーの風味に大きく影響を与える重要なプロセスです。

1. ナチュラル製法(Natural / Dry Process)
概要
ナチュラル製法は、コーヒーチェリーを果肉がついたまま乾燥させる方法で、昔から伝統的に使われてきた製法です。特に、雨が少なく乾燥した気候の地域(エチオピア、ブラジルなど)でよく採用されます。

工程 ※一例
- 収穫したコーヒーチェリーをそのまま天日乾燥させる。
- 乾燥中にチェリーの糖分が豆に浸透し、甘みが増す。
- 乾燥後、果肉や殻を取り除く(脱殻)。
- 脱殻後、豆を選別・精製する。
※乾燥方法にも天日乾燥以外にも機械(ドライヤー)での乾燥もある
特徴
- フルーティーで甘みが強く、ワインやベリーのような香りが出やすい。
- ボディがしっかりしていて、コクのある味わい。
- 乾燥環境によって品質にばらつきが出やすい。
果肉からの甘味が豆に移っていることにより、独特な風味(ワインのような芳醇な味わい)が楽しめるのがナチュラル製法です。

2. ウォッシュド製法(Washed / Wet Process)
概要
ウォッシュド製法は、収穫後に果肉をすぐに取り除き、水を使って発酵・洗浄する方法です。クリーンで明るい酸味が特徴で、高品質なスペシャルティコーヒーに多く採用されます。
工程 ※一例
- 収穫後、果肉除去機(パルパー)で果肉を取り除く。
- ミューシレージ(粘液質)が残った状態で発酵槽に入れ、発酵させる(12~48時間)。
- 発酵後、水で洗い流しながらミューシレージを完全に取り除く。
- その後、豆を天日や機械で乾燥させる。
特徴
- クリーンでスッキリした味わい。
- シトラス系の爽やかな酸味が際立つ。
- ナチュラルに比べて均一な品質になりやすい。
スッキリとした味わいです。もちろん発酵プロセスも行われているので、産地それぞれの個性は楽しめます。
ただナチュラルと比べて酸味がキリッとしている印象があります。
どちらが美味しいの?
どちらの製法が美味しいのか、それはあなたの好みや気分や、季節などによって変わるかと思います。
ナチュラルが向いている人
- フルーティーで甘みのあるコーヒーが好きな人
- ワインやベリー系の香りを楽しみたい人
ウォッシュドが向いている人
- クリーンで透明感のある味が好きな人
- 爽やかな酸味を楽しみたい人
コーヒー豆を選ぶときは、焙煎度や産地だけでなく、この 製法 もチェックすると、より自分好みの味に出会えるかもしれませんよ! ☕
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